FM三重『ウィークエンドカフェ』2022年1月15日放送

映画『法定相続人』が伊勢志摩地域でクランクインします。
監督は、『利休にたずねよ』や『サクラサク』でおなじみの田中光敏監督。
脚本は日本を代表する脚本家、小松江里子さん。
今回は、映画『法定相続人』のプロデューサー東友章さんがお客様です。

年の3月から4月に映画の撮影が始まる

今年の3月末から4月にかけてクランクインということで、大忙しなっています。
今回の舞台は、三重県、主に伊勢志摩が中心となっています。
『映画 法定相続人』ということで、ちょっと名前は硬いですが、ハートフルコメディとなっています。
ある真珠の養殖業者の一家が、伝説の真珠を巡って相続問題に陥るというもの。
笑いあり、涙あり…そんな映画を制作しています。
もともと伊勢志摩のPRをしたいと思っていまして、国内だけでなく世界的にしたいと思っていました。
なぜかというと、私はいろいろな観光事業をやっていまして、コロナで疲弊した伊勢志摩の経済をなんとかして必ず持ち直したいという気持ちがあります。
インバウンドで力を入れたり、映画という営業ツールを使って、世界に発信していくために私はこの企画に携わろうと思いました。
もともと私には3つの夢がありました。
社長になること。
映画を作ること。
それともう一つ、月に行くこと。
前澤さんじゃありませんが(笑)
その3つを叶えるために、仕事であったり生活であったりというのを、その目標に向かって突き進んでいます。
が、今回映画のお話をいただき、「映画まかしたわよ」とある方からプロデューサーを任されたことで、2つ目の夢が叶うと思いながら続けています。

 

んなの協力があって1本の映画ができる

映画作りというのは、多くの人が携わります。
田中監督がやってきた映画は、延べ3万人のエキストラが携わったそうです。
映画は千人二千人でできるものではないので、やはりみんなの協力があって、1つの作品ができるのが醍醐味だと思います。
みんなにこの映画に携わってもらうために、お願いする部分などを話し合いながら、一人ではなくいろいろな人や地域を絡めて、三重県の人たちや東京や大阪、福井の方などと話し合いながら決めていっています。
私、営業として映画の資金集めにも行くのですが、三重県内や東京だけでではなく、日本を代表する方々とお会いすることができます。
そういったメリットは私にとっても今後のビジネスに繋がりますし、三重県出身の経営者の方々にもご協力いただいています。
この映画の配給が一番先に決まったのが、全国展開もしている某エンターテイメントさんなんですが、そのおかげで全国ロードショウが決まりました。
それは三重県出身の経営者だったからこそ、お手伝いしてくださいました。

 

画の作品を通してどれだけの人が関われるか…そのテーマを作っていくのが難しかった

まだ映画は完成していませんが、映画の一番始まりは「みんなが乗れる内容にしなければいけない」というか、映画という作品を通して、どれだけの人が関われるかというテーマを決める必要があります。
そこが難しかったのと、伊勢志摩の経済をなんとか盛り上げたいという中で、『なんで映画なんだ』という意見があるわけです。
他にもいろいろなやり方があるだろう、と。
ただ、デジタルコンテンツというのは、動きが取れなくなった場合でも世界を駆け巡るという特徴があるので、自分たちの足で動かなくても、私達が言いたいことや文化を伝えることができます。
このことから私たちは、映画を作っていこうと動いていますので、非常に良い映画になると思っています。
エキストラはコロナの影響があるため人数制限がありますが、なるべく地元の人たちを入れています。
あと、今回、映画に協力してくださる俳優さんたちも地元にやってきますので、いろいろなお店や施設、風景…とにかく三重県を映せるだけ映していきたい。
その中で、内容はしっかりしている映画を目指しています。
これまでの何本かの映画で、『美術担当』『地元のみなさんのご協力』や、私の名前も出てきたりします。
深く携わって、映画のエンドロールに名前が出てきたときは、本当に嬉しいですね。
私はTVの番組もしていますが、今回は自分がプロデューサーということで、作品のある程度上の位置で、エンドロールに出てきます。
自分の作品の一つになったと思えるような作品作りをするつもりなので、非常に楽しみにしています。

 

金集めのためにふるさと納税を

映画というのは多額のお金が必要です。
そのために、資金集めがとても大事です。
なぜ大事なのかというと、エキストラさんのお弁当であったり、旅費など。
お弁当のウインナー1本から変わってきますので…笑
資金があれば、気分良く映画も作れます。
今回は『ふるさと納税』で資金集めをさせていただいたりしています。
まず志摩市さんに、ふるさと納税でご協力いただけることになりました。
私たちが志摩市の真珠や伊勢海老を、県外の方々にPRします。
志摩市ではこんなに美味しいものがあります、こんなに美しい真珠があります…ということで、返礼品という形で、地元の業者さんたちが潤います。
そういった経済効果があり、さらに私たちが宿泊したり飲食します。
撮影するときには100人くらいで動くのですが、100人が30日宿泊するだけで3000泊になりますよね。
経済効果としては、目に見える効果でとてもわかり易いです。
映画を作ることで、消費するものがあります。
そのお金をふるさと納税として県外の方から寄付してもらう。
志摩市から返礼品として真珠や伊勢海老が来ますので、ぜひとも返礼品を楽しみながら、この映画を応援してほしいです。
そのために、みなさんにいろいろPRさせていただいています。

 

人生は短いので、目標がないと楽しめません。
1個1個クリアしていって、最後はお金持ちになりたいとかではく、還元して、すべて吐き出して終わることのできる人生にしたいです。